Design Pro以外のCAM・G-code送信ソフトから、MITS FPZ-31AT基板加工機を使うための変換ブリッジを開発しています。 既存コントローラを利用し、標準的なG-code側とFPZ固有のUSB通信をつなぐことが目標です。
OSS CAM → G-code → G-code sender → FPZ-31AT Bridge → FPZ USB controller
CAMによる加工経路の生成、送信ソフトによるジョブ管理、ブリッジによる機種固有命令への変換を分けます。現在はGRBL風のシリアル接続を入口にしており、Candleでオフライン検証しています。特定のCAMへの依存はありませんが、各CAMのG-code出力や他の送信ソフトとの互換性は今後の検証対象です。
2026年9月のリバースエンジニアリングで得た通信仕様と実装を、この開発の土台として収録しています。
研究段階です。Candleから実機を加工できる完成済みドライバではありません。 USB送信成功、合成応答、シミュレーション上のIdleを、実機の移動完了や停止確認として扱いません。
| 対象 | 得られた結果 | 根拠・限界 |
|---|---|---|
| USB | 140c:0001、interrupt IN 0x81、bulk OUT 0x02、各64 byte |
保存済みdescriptorとドライバ静的解析。2026-10-13にもsysfsで構成を確認 |
| XY | M dx,dy\r / MA x,y\r、符号付き整数count |
静的解析。相対移動のGUI生成を合成デバイスで照合 |
| 単位 | 調査時のGUIでは1 mm → 157 count、選択scaleは0.00635 | 特定の設定でのソフトウェア挙動。実機の移動量は未測定 |
| 速度 | GUIの2.5 / 5.5 / 7.9 mm/sec → S 2 / S 5 / S 7 |
合成デバイスでの送信を確認。実速度・安全範囲は未測定 |
| Z | DownはP1→P2、UpはP0というプリセット選択 |
任意のG-code Z座標やXYZ同時補間への変換は未確立 |
| 応答 | RP、位置payload、XON/XOFF、アプリ側エラー分類 |
静的に解析。実機から有効な位置応答は取得できていない |
| Candle | GRBL風PTYブリッジ、シミュレーション、XY計画器 | オフライン69テスト。過去のCandle 1.1.8 GUI検証で8行のジョブ完了 |
| 停止・完了 | 未確立 | C、F、ESCを即時停止や機械的完了の証拠にしない |
Linux/POSIXとPython 3.11以上を使用します。
python3 -m venv .venv
.venv/bin/python -m pip install -e '.[test]'
.venv/bin/python -m unittest discover -s tests -v
.venv/bin/python -m fpz_candle --mode simulationインストール後は.venv/bin/fpz-31at-bridge --mode simulationでも起動できます。既存コードのPythonモジュール名fpz_candleとfpz-candleコマンドは互換性のため保持しています。
標準出力の最初の行に出る/dev/pts/NをCandleのPortへ入力します(baud 115200)。実機は不要です。シミュレーションの座標・状態・完了通知は合成値です。
引数なしのpython -m fpz_candleはunavailableモードです。USBを開かず、座標を出さず、移動を拒否します。CLIに実機モードはありません。詳細はブリッジの仕様を参照してください。
- 解析手法と根拠:対象バイナリ、アドレス、合成応答の扱い
- USBトランスポート:専用ドライバ、endpoint対応、EXE内蔵実装
- コマンド・応答仕様:確認済み形式、変換、Z・停止の未解決点
- 検証結果:静的解析、合成GUI、テスト、実機観測を区別
- 実機検証の前提:次回の限定した観測計画
- 貢献方法:根拠を添えた変更と再現手順
- 公開範囲とライセンス
fpz_candle/には純粋なencoder/decoder、XY計画器、明示的に許可しない限り開かないUSB transport、PTY runtimeを収録しています。実機codecの統合は未完了です。evidence/には公開用に整理した小さな記録だけを収録しています。
- 前提を確認した機体で、1回の
RPと直後の連続受信を観測する。 - countと実測座標、原点、軸方向、速度の関係を確立する。
- 完了応答と物理停止を確認し、異常時に安全に止める方法を確立する。
- 上記を満たしてからCandleの実機codecを統合する。Z、主軸、工具交換は別途検証する。
純正ソフトウェア、ドライバ、機体固有設定、ライセンス情報は同梱していません。本プロジェクトはMITSによる公式製品ではありません。
独自のコード・文書はMIT License。プロトコルの相互運用と調査結果の再利用を目的としています。外部ソフトウェアやメーカー文書の権利を付与するものではありません。