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VirtualLoopback

Windows の PC 再生音(ブラウザ・メディアプレイヤーなど)を、仮想ケーブルなしで DAW のトラックに取り込む VST3 です。

内部では Windows の WASAPI ループバックを使っています。VB-Cable / VoiceMeeter は不要です。

対応 OS: Windows のみ(Mac 非対応)

English README


何ができるか

SYNCROOM でセッションするとき、マイク演奏と同時に「PC で鳴っている音」(例: YouTube、カラオケ音源)も相手に聞かせたい場合があります。

ループバック機能付きオーディオ IF がなくても、このプラグインを DAW に挿せば、その再生音を SYNCROOM へ送れます。

[マイク / 楽器] ──► Track A ──┐
                               ├─► バス / マスター ─► syncroom_vst_bridge2 ─► SYNCROOM
[VirtualLoopback] ► Track B ──┘   (Chrome などの PC 再生音)

静止ファイルの再生は、SYNCROOM 本体のファイル再生で行ってください。本プラグインは ライブの再生音 向けです。


インストール

ビルド不要です。リポジトリの Release フォルダにある配布物を使ってください。

  1. Release/VirtualLoopback.vst3 を入手する
    (GitHub の Release から zip を落とす場合は展開し、中の VirtualLoopback.vst3 ファイル単体 を使う。フォルダ構成のバンドルではありません)
  2. その .vst3 ファイルを C:\Program Files\Common Files\VST3\ にコピーする
    (VST3 の標準インストール先。システムドライブが C: でない場合は %CommonProgramFiles%\VST3
  3. フォルダが無い場合は、上記パスで VST3 フォルダを自分で作成してからコピーする
    (サードパーティの VST3 を一度も入れていない PC では、最初から存在しないことがあります。管理者権限が必要な場合があります)
  4. DAW でプラグインを再スキャンする(Cubase の場合は再起動でも可)
  5. メーカー XiAceLite / プラグイン名 VirtualLoopback が出ることを確認する

DAW への挿し方

VirtualLoopback は 音源(Instrument / プラグインシンセ) として作っています。
エフェクト(FX / Insert)一覧には出ないことがあります。シンセ / インストゥルメント としてトラックに入れてください。

Cakewalk(Sonar)の場合

  1. 空のトラックを用意する(またはインストゥルメントトラックを追加)
  2. トラックの プラグインシンセ(Instrument)から VirtualLoopback を選択
  3. 入力モニタが必要なら、そのトラックの再生・モニタを有効にする
  4. プラグイン画面でキャプチャ対象デバイスを選び、レベルメーターが振れることを確認

※ FX ラック(インサートエフェクト)から探すと見つからないことがあります。

Cubase の場合

インストール先(Cubase ユーザー向け)

Cubase では、次の場所を VirtualLoopback の置き場所として使わないでください

  • C:\Program Files\Steinberg\VSTPlugins\VST2 用(Plugin Manager の VST2 パス設定に出てくるフォルダ)
  • C:\Program Files\Steinberg\Cubase 14\VST3\Cubase 同梱プラグイン用(ここに置いても動く報告はありますが、サードパーティ VST3 の正式な置き場所ではありません)

VirtualLoopback は C:\Program Files\Common Files\VST3\ に置いてください。
このフォルダが無ければ 手動で作成 します。Cubase は VST3 の検索パスをユーザーが追加できないため、ここが実質唯一の正解です。

うまく認識されないときは、Studio → VST Plug-in Manager → Plug-in Report で VirtualLoopback の PathCommon Files\VST3 になっているか確認してください。

トラックへの挿し方

  1. インストゥルメントトラックを追加(プロジェクト → トラックを追加 → インストゥルメント)
  2. プラグイン選択で VirtualLoopback を選ぶ
    (カテゴリは Instrument / Synth 付近。FX 一覧には出ません)
  3. トラックのモニタ(または入力の聞き取り)をオンにし、音が出る/メーターが振れることを確認
  4. 必要なら出力をグループチャンネルやマスターへ送り、後段で SYNCROOM 用 VST と混ぜる

他の DAW でも共通の考え方

  • 「波形を加工するエフェクト」ではなく、「音を出す音源」として扱う
  • マイク用トラックとは 別トラック に挿し、バスやマスターで混ぜる

SYNCROOM とのつなぎ方(VST 連携)

  1. DAW でマイク/楽器用トラックと、VirtualLoopback 用トラックを用意する
  2. 両方をバスやマスターに送る
  3. マスター(または送りバス)に syncroom_vst_bridge2 を挿し、SYNCROOM を VST 連携で起動する
  4. SYNCROOM 側は通常の ASIO 設定ではなく、VST 連携状態になる(音声は DAW 経由)

DAW と SYNCROOM で同じ ASIO を同時に掴むと衝突しやすいので、この用途では VST 連携が筋がよいです。


プラグイン画面の「再生デバイス」の選び方

ここが一番わかりにくいところです。

VirtualLoopback は、「Windows 上で その再生デバイスに流れている音」を取り込みます。

選ぶべきもの(典型例)

Chrome や MP3 プレイヤーが普段スピーカーから鳴るとき、多くの Windows PC では次のようなデバイスです。

  • スピーカー (Realtek(R) Audio)
  • ヘッドホン (Realtek(R) Audio)
  • ノート PC 内蔵スピーカー/イヤホン用の Realtek など

プラグインの一覧で、名前に Realtek と付いている再生デバイスを選べば、だいたい正解です。
(イヤホンを挿しているときは「ヘッドホン」、外付けスピーカーなら「スピーカー」側、など状況に合わせて選ぶ)

選んではいけないもの

  • SYNCROOM や DAW の モニター音が戻ってくるデバイス
  • 「Yamaha SYNCROOM Driver」など、配信・モニター用の仮想ライン(用途が逆方向)

これらを選ぶと、相手の音や自分のモニターがループしてハウリング/エコーの原因になります。

確認方法

  1. Realtek などの普段の再生デバイスを選ぶ
  2. Chrome やプレイヤーで音を出す
  3. プラグインの 出力レベル メーターが振れれば OK

ビルド(開発者向け)

  • JUCE: F:/JUCE
  • Projucer で再生成する場合:
& F:\JUCE\Projucer.exe --resave D:\Documents\GitHub\VirtualLoopback\VirtualLoopback.jucer
  • Visual Studio で Builds\VisualStudio2022\VirtualLoopback.sln を x64 ビルド(VST3 ターゲット)

MSBuild を使う場合は amd64 版 を推奨します。


注意事項

  • Windows 専用です。Mac では動作しません
  • ファイル再生(あらかじめ用意した WAV 等)は、本プラグインの対象外です
  • 初回キャプチャ開始時、内部バッファが溜まるまでごく短く無音になることがあります

About

Windows WASAPI loopback VST3 - PC再生音をDAWへ取り込む(VB-Cable不要)

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